「ベビーカーマーク」公表

先月下旬、国土交通省はベビーカーの優先スペースを示す「ベビーカーマーク」のデザインを決定し公表しました。
時と場合により、折り畳むことを求められることもあったベビーカー。
マークの公表と同時に、「電車やバスの車内ではベビーカーを折り畳まなくてもよい」とする共通ルールも設けられたそうです。
国土交通省HP
「公共交通機関等におけるベビーカー利用に関する協議会」決定事項の公表について
参考記事
「ベビーカーマーク」国交省が作成 車内でも使用可能に 畳む呼びかけはNG
周囲への配慮がより重要に
利用者側としては、待望とも言うべき今回の決定・公表ですが、ベビーカーを使用している際の態度については苦情が寄せられることも多くあるようです。
「2~3人のベビーカーママ友が乗り込んできたら悲惨。優先座席を占拠してスマホでメール、手鏡で化粧に夢中で、他の乗客がベビーカーに邪魔されて降りにくそうにしても知らん顔。優先席には確かに子連れ女性のマークがあるが、あれは抱っこしているイラストだ。現状ですらこんな状態なのに、マークで“お墨付き”をつけられると、どんな事態が起きるのか考えただけで怖い」(50代男性)
「せめて改札に近い一番混む乗降口は避ければいいのに、楽だからかそこにいる。駆け込み乗車してくる客がベビーカーにぶつかりそうになったのを何度も見た。駆け込みする乗客のほうが悪いのだろうが、万が一の事故を防ぐ意味で、母親も考えればいいのにとも思う」(40代男性)
子育て世代には嬉しい「ベビーカーマーク」。
互いに気持ちよい時間を過ごすためにも、この制度にあぐらをかくことはせず、節度ある利用を心がけたいものですね。
参考記事
国交省が「ベビーカーマーク」制度化した背景に増加する苦情
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